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2021年8月28日 (土)

ちょっとひと手間

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昨日から出荷作業が始まった新作「ペラノス」ですが、今回はお客さんのお手元に届いた際にやって見て頂きたい事と、注意して頂きたい事を少し。

まずは注意して頂きたい事から。

一見して分かる様にこの魚形状ですが、見た目とっても可愛い反面薄っぺらく反りあがった尾ビレは誰が見てもぶつけたらヤバそうですよね!!

そうです。見てわかるレベルでヤバいです。

それは素材が硬質発砲樹脂だからと言う問題じゃ無く、サンプル段階のウッドでも楽勝で割れました。

むしろ、ウッドは年輪あるから当て方で欠けるとかってレベルじゃ無い折れ方しました。

そんなの分かり切ったことだろ!って思いながら、無理を承知で樹脂化する際に比重を何パターンも変えてもらったりしながら割れにくい尻ビレを目指しましたが、物理的にこの薄さをぶつけてノンダメージは無理でした。。

って事で、この可愛いルアー形状を守れるのはユーザーさんのテクニックと愛しかありません。

優しくしてやって下さい。

生産者からのお願いでした。ww

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そして、次はやって見て頂きたい事です。

ウチはずっとカルティバのSD-36を使っています。

昔はマスタッド使ってましたが、フックの品質や強度はやはり国産がね。

当初はシャンクが短い事で掛かりが悪いとか云々言われましたが、現在ウチのルアーはフックを抑制する様なクラシカルなリグを使わないので、そこまでシャンクの長さは関係無いと思ってますし、今のルアー自体このフックありきで作っているのでシャンクの長さで釣果に大差が出るとは思ってないんですが、今回のペラノスの場合ボディーが横向きの扁平形状のせいでいつもと違う事が起きるんですね。

ショートシャンクでフックの開きが狭い事でボディーに針先が干渉しやすい。

テール側は尻ビレが平べったいから針が掛かりやすいですし。

本来はオーナーさんの設計のフックポイントの位置が掛かりも保持力も一番良いのは間違いないからあんまりいじったりはしないんですが、今回は僕がサンプル段階からやってるフックトラブルの軽減法を紹介するので、あくまでも個人的な方法としてやってますって事で、フックの性能が低下する可能性に関しては自己責任で。。

 

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フックのゲイブをプライヤー2本(フックが弾くと危ないので必ずプライヤー2本)で掴んで180度くらい開いて力をゆるめるとこのくらい開きます。

180度以上無理矢理開いたりしないで下さい。アイから折れてシングルフックが2本出来ますから、、、

あくまでも仕上がりがこんな感じの角度に開く程度に様子見ながらやって見て下さい。

そうすると、フロント側は針先がボディー下部に擦れてフックサークルが深く削げるのを少し軽減できますし、テール側は尾ビレにフックが掛かっても自然に外れやすくなります。

これは僕の感覚比なので100%では無いですよ。

でも、ルアーってそもそも製品を自分の使いやすい様に手を加えて工夫するのが面白さだと思うので、こんなお金のかからない工夫で違いが出るって事を知ってて損は無いと思います。

よくルアーを「製品」では無く「作品」と言われる事がありますが、僕は釣り道具と言う遊びに使う製品を作る仕事をしてるんであって、眺めて楽しむ芸術作品を作ってる訳じゃ無いので、僕の手から巣立ったルアーは是非ユーザーさんが思う様に楽しめる道具として手をかけて愛でてもらいたい。

ルアーいじりながら「こここうした方が良いじゃん!」なんて思って笑ってもらえるくらいの余白が無いと使う楽しさが無いですし!

なんて少し無責任な話だったかな?と思いながら、

お試しあれと言う締め。

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