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2019年2月15日 (金)

見えないとここそ作りこむ

Qs_20190215181059

よくお客さんから発泡樹脂でワイヤーアイなら貫通ですか?って聞かれます。

そりゃバルサとか発泡でワイヤー使うとなれば、ハンドメイドミノーとかの作り方とかでよく紹介されてる貫通したワイヤーのハンガーみたいなのを想像されると思うので当然だと思いますが、今回のモンスターガールは沢山補強を入れてるって言ってもどう補強が入ってて何が手間なのか伝わらないかと思うので、ちょうど企画途中の補強の仕様を打ち合わせた写真があったのでイメージしやすいかと。

サイズが大きくてウェイトがあるモンスターガールの場合は使っててどの部分が弱くなるのか?
どんなトラブルが想定されるか?
同時に補強材を入れる事でアクションを安定させる様にするにはどうするのが良いのか?
って話しをしながら、こんな感じの骨格を最初に硬い樹脂で成形してから、再度必要箇所に補強を加えて製品の形を成形しています。

テールも必要に応じて同様に。

他のラインナップも毎回同じ様に、アクションと強度とボディーのバランスを考えながら同じ様にこんな感じの下準備をした上で成形しているので、発泡樹脂成形と言っても形だけ型抜きポンで作ってるわけじゃ無いんですよ。

むしろ、ウッドであればこんな事気にしないって部分まで最初から手を入れなきゃ作れないので、今回みたいなジョイントになれば通常よりも遥かに時間も経費もかかります。

だけど、そうやって製品の細部まで管理して工夫できるのは発泡樹脂の長所でもあるので、僕はラインナップ毎に素材の長所を活かせる様にウッドも発泡樹脂も使い分けてます。

小型のミノーとかならワイヤーの重さもアクションにかなり影響が出るので貫通ワイヤーをバランスウェイトの一部と考えてワイヤーの位置とか調整したりしますが、ウチのレギュラーラインナップサイズだとワイヤーだけでは強度とか調整出来ないですから。

って簡単に一言で終わるつもりが長くなりましたwww


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