遂に僕の新艇がイニット急便の直接搬入でやって来ました!!!
こんな感じで相模湖から担いで来れるくらい超軽量ww
んなわきゃ無いですが、11ftクラスのカヤックだと思えば、担ぎやすさも相まって116スポーツは本当に驚愕の軽さです!!
写真で榎本さんが担いでる100LT なんて16kg以下なので、正直異様な感じです!!!
100LTと116スポーツの長さは50cm違いますが、実際並べると50cmの違いほど大きさを感じません。
僕は116スポーツのワサビグリーンを今回ゲットしたんですが、やはりハリケーンの色はソリッドじゃ無くてパール系なので、太陽光の下だと本当にキレイな発色です。
コックピットが普通のタイプに比べて30cm広いと言うのは実際どんなものか?と想像が出来なかったんですが、実際に乗り込むとつま先まで出るくらいの余裕の広さなので、かなりな開放感です。
普段シットオンに乗られてる方でも窮屈間を感じる事は無いです!
しかも、フロントの気密隔壁のおかげで足元の広さを有効に使ってネットやタックルボックスを置いていても手が届かない所に行っちゃう事がありません。
メッシュで速乾性の高いシートは普通のカヤックシートよりもかなり大きいので、こんなにデカく無くても、、、って思いましたが、背もたれの高さ・腿裏の座面の高さ(角度)などを自分のポジションに合わせると、かなりなホールド感になるので、このシートは見た目の豪華さを裏切らないかなり出来る子です。
シート後ろにも気密隔壁がありますので、シートの後ろと隔壁の間が15cmくらいスペースあるのを使えば、すぐに取り出したい荷物なんかを置いておくのには便利なスペースですし、シートの下が隙間が少ないから後ろに置いてる荷物がシート下に入るなんて事もありません。
前後の気密隔壁の中はドライハッチになってますので、ドライバックなどでパッキングした荷物がかなり入りますし、後部にはバンジーコードが付いてますから、そこもバッグなどを置く事が出来るので、釣りで使う事は無くても、ツーリングなんかで食料やある程度の装備を持って乗るなんて事があっても充分過ぎるスペースがあります。
っとまぁルックスを含めた各部の解説は見ただけでも想像が出来る範囲だと思いますので、実際タックルを持ち込んで乗った感想をやはりお伝えしなきゃですね!
なんと言ってもこのカヤックの外見の一番目を引くシャープなバウ形状。
たぶんカヤックに乗った事のある方ならこの形状を見て、速そうだ!とかこんなに細くて安定感大丈夫なのか?とかある程度感想を持たれると思いますが、この形状のおかげで漕ぎ出しのワンストロークで綺麗に水を切って受け流し、いきなり加速します!!
しかも、安定感に関してはコックピット周辺からスターンにかけてボリュームがある上に、前から後ろまでキールが立っているので、10ft以下クラスの一般的なシットインとは比べ物にならないくらい安定感があります!
今回はこの艇がどのくらいの性能なのかを見たくて、以前榎本さんと下った川を逆に上って見たんですが、横風が10m近い中で流れがよれて複雑に波立つ瀬を上って行っても艇が回される事が無い、つまりは普通に乗った状態のパドリングでしっかりと水を切ってキールが利いた状態を維持出来るって事!!!
これが一般的なレク艇だったらフロントのキールが立ってても、ボトムが平らだったら漕ぎ手の前後なり左右の若干のポジションの変化でキールが抜けて艇が振られてしまうんですが、この艇は色々とポジションを変えて漕いで見てもキールが抜ける事が無く、常に直進性を保てます!!!
コレって力説されてもそんなムチャなとこ行かなきゃ関係ないから釣りに必要なく無いか?って思われるかもですが、そんな事はありませんよ!!
釣りをする際にカヤックだったら一般的には岸と平行して斜め前にキャストしながら進んで行くと思いますが、巻モノや抵抗の大きいルアーを操作する際に一番ストレスになるのがアクション中の艇の回転!
そのストレスを最小限に抑えれるくらいキールが利いてるんです。
風を受けながらその辺の挙動もチェックして見ました!
それだけ直進性があって、横回転に強いのに、超軽量艇のメリットとして操作に俊敏に反応してくれると言う部分は釣り中に多く使われる片手パドルでのポジション調整にも本当に素直に反応してくれるから嬉しい。
しかも、パドリングする際に幅が広い艇だとデッキに手やパドルが当たらない様に大きなフォームで漕がなくてはいけないので、腕の疲労も大きくなりますし、パドルの飛沫も多くなりますが、この艇はストロークの範囲がかなり細いので、パドリングフォームも小さく出来て疲れにくいし、何より疲れるくらいマックスで漕がなくても充分速いので、本当にインチキなくらい楽です。
写真では分りにくいかもですが、かなりな流れの中で色々とチェックしましたww
たぶん釣りで使うのに想定出来る一番限界くらいの条件で。
上下のカップリング構造で上下2色だから薄くて喫水が低く思われるかもですが、100LTでもこの喫水です。
116スポーツなら最大積載135kgなので、もっと心配無いですww
結論からすると、このカヤックは予想以上の合格点です。
榎本さんとも話してたんですが、シットインカヤックと言うよりも、シットオンとカナディアンとツーリングカヤックを良いとこ取りしたいみたいなカヤックです!!!!
こんだけ誉めるところが多いってのは凄いですが、何と言っても税抜き148000円と言うフィッシングカヤックとしてはハイエンド過ぎる値段なので、嫌らしい話しですが、良いと思った部分は正直に報告しておかないと伝わらない部分だと思いますので、是非このカヤックのメリット部分は検討材料にして頂けたらと思います。
それと付け加えて言うと、一般的なシットインのの場合は前後に浮力体が入って沈まない様になってますが、沈した場合は船内にカヤックの用量だけ水が入ります。
ですが、116スポーツの場合はコックピットの開口部以外は機密になっているので、沈した場合でも進水が最小限で済みます!
この部分は普段浮沈構造のシットオンに乗っておられる方が検討される上では気になる部分だと思います。
僕らの様に岸から20m程度のポジションで釣りをしている場合はもしも沈した場合まずは自分が最寄に着岸する事が優先です。
ですが、着衣や状況によってはライジャケを着てても泳げない場合もあるかもしれません。
そんな中でギリギリサスペンドするカヤックに掴まるよりも、少しでも浮いてるカヤックに掴まる方が安心ですよね?
そんな意味でもこのサンティー116スポーツはオススメだと思います!!
来季の春入荷は数量が少ないみたいなので、気になる方は是非イニットさんにお問い合せされた方が良いと思います!!