中学を卒業して以来20年ぶりに会う同級生が釣りを始めてたので急遽一緒に釣りに行く事に。
朝の冷え込みが凄そうだったので弱気のスロースタートで余裕をかます。
そこがダメだったのか??
ダムに着いてカヤックを下ろしてる時にバランスを崩してカヤックを放してしまった。
地面に落ちたカヤックがバイィ~~~ン!!って跳ねてスロープを滑り落ちる、、、
まぁそのまま下まで行ってくれれば楽チンだと思ったのは2秒くらい。
地面のデコボコで進路変更&加速力アップでスロープの横の茂みの斜面をサーーーーーーー!!!!!
オィ!??マジか!!???
結構の速度で躊躇無く斜面を滑り落ちるカヤックを見ながら随分昔のカヤック単体漂流事件が鮮明に頭に過ぎる。
しかしその時は9ftのシットインだったが、今回は13.5ftのタンデムだから重量が倍以上ある上にダムの規模が違う!
しかし落ちていくカヤックを止めるすべなく呆然としてると上手い事斜面下の立ち木に引っ掛かって単体漂流と言う最悪は免れた。
とりあえず茂みを分け入って斜面を降下。
何とかカヤックを引きずり上げたら引っ付き虫が全身にどんだけくっ付いてるのか??ってくらいくっ付きまくってる★
それを取らなきゃアウターが着れないので、釣り開始どころでは無くくっ付き虫取りに勤しむ。
やっと用意してグダグダと釣り開始。
出艇の際にゴアテックスのソックスが何となく冷たい気がした。
だけどたぶん15℃を切った水温のせいだと信じてカヤックを進める。
少しの波を抜けた瞬間座面からウォシュレットの様に水が吹き上がって初めてスカッパープラグを忘れた事にも気付いたけどもぉ濡れたものは仕方ない・・・
タンデムの前で投げてる同級生はオールレンジでディープクランクをゴリ巻く。
その後ろをトップでフォローすると言う何となくアベコベな感じで釣り進むけど、せっかくなら久々の再会を釣果で祝えたらなんて気持ちでもあったし、何ならオールレンジのフォローでバンバンバイトがあったりしたら美味しいじゃ無いか?などと下心もあったので、これ見よがしにカバーを打ちまくる。
無反応と言うか小魚の生命感の欠片も垣間見る事無く日向サイドを折り返し、日陰の岩盤エリアにUターンしてしばらくすると、最初に足に感じた冷感は間違いなく濡れていると確信した。
お尻から膝裏、足先が完全にズブ濡れて尋常じゃ無く寒い・・・
開始から5時間。
ホットな時間と言えばカヤックの上でカップラーメン食べてコーヒー飲んだくらいな変化以外は鯉を1匹見かけただけで、バイトがあるとかどおのと言うよりもバスがホントに居るのかすら疑心暗鬼になるくらいな見事な寒風負け・・・
帰りは暖房全開でもガクガクブルブルがしばらくおさまらないくらいの冷え切りで秋の深まりを実感した。
まぁ中学卒業以来お互い40手前になっても元気だったと言う事を確認出来ただけでも同窓釣会の主旨は達成できたと言う事で事を収めるしか無かったのが悔やまれたけれど、何よりも本当に年々自分の危機管理能力が低下している、いわゆる老いってヤツを確認してしまった散々な釣行となってしまった事が更に切なさを盛り上げた。。