昨日は定休日でした。
っと言う事で急遽思い立ちワンデイカーニバル強行高知逃避行と言う事で、火曜日の夕方に吹き付け済ませて晩ご飯を食べてから出発!
いつもなら遠足気分で誰かと行って、現地で詳しい方と合流とかって流れなんだけど、今回は朝思い立って平日の一日釣行だったから一人で突っ走った。
昨日は大潮後の中潮で到着予定時刻が下げの潮止まりから上げ始める時間帯。
一応出発前に地元の方にはご挨拶がてら電話して天候と時季的な傾向は伺っていたもののプラン的には完全ノープラン。
行けば釣れるって魚じゃ無いので端っから玉砕は当然と思って向かったと言うか、最近仕事モードがOFFに出来なくて、定休日と言ってもバス釣りに行けば仕事の事ばっかり考えてしまうから自分を強制的にOFFにして、純粋に釣りだけをやり切りたかったからあえて疲労感と喪失感を求めて高知まで走ったのが正直なところ。。
とりあえず最初のポイントに到着して釣り開始。
久々のショアジギロッドは振る感覚が合わなくてキャストボロボロww
しかもジグじゃ無いからルアーを乗せて投げるタイミングが取りづらい★
最初のポイントは1時間ほどで移動。
朝マヅメになるまでベイトを探してとにかく移動。
朝マヅメにジュウタン敷き詰めたみたいなベイトの大群にシーバスがボイルしてるのを発見したけど、今回はアカメタックルしか持って行って無いから極小ベイトパターンに対応出来ずファーストアタック終了。
まぁベイトまみれの中でセイゴクラスの鬼ボイルに遭遇した時点でアカメからシーバスに気持ちが逸れたのが敗因★
そして朝の涼しい時間に車中で仮眠。
仮眠後、せっかく太平洋まで来たので何か食べれる魚が釣れないものか?と漁港にGO!
とりあえず食料を求めてシャクって見た。
なかなか手ごわい、、、と言うかマヅメでも無い時間にベイトの回遊待ちで体力を消耗すると言う選択がNGだったと気が付いた。
今回の旅は釣り以外に脳ミソの酸素を使いたく無かったから、魚釣れるまで食事をしないと決めていたので食料にはありつけず。
最低限のカロリーと水分を補給する為に水とコーラだけは持参だったのでお昼は自炊用のコンロでコーヒーを入れて終了。
魚は釣れない、飯は食えない、風呂はギャッツビーだし着替えも持って無い。
何もそこまで極端な事しなくたって良いじゃん…っと思わなくも無かったけど、再度自分は無謀な事がしたかったんだ!と気合いを入れ直して夕方から入るポイントを絞る為に移動。
途中、定休日のY-STYLEさんの看板にご挨拶ww
そしてウロウロと走り回って、ベイトの状況と潮のタイミングと潮位で2箇所に絞って望みを託した。
アカメってローカルな釣りだから地元の方の迷惑にならない様にしなきゃって事はいつも考える。
宮崎ではアカメが狙えなくなったのに、高知では地元の方々の努力で今もアカメが狙える。
そこに県外から来た僕らみたいな釣り人が気ままに釣りをするってのは失礼な気もするので、その辺も踏まえてポイントを選んだ。
ラストアタックの夕マヅメに入ろうと思ったポイントは実績の高い河川の大場所。
そこで日没を待った。
この時点で立ち込みやら汗やらでドロドロになったスキンズは僕の皮膚と同化しかかって何とも臭ヤバイものになりかかってたww
日没前から投げ始め、日没までやって見たけど上げ止まりから下げ始めのタイミングでベイトに変化が無かったから見切った。
自分の中で定休日の釣りだから夜中には家に帰るって決めてたので、この時点で残り2時間。
今度は移動して河口近くの少し小場所のシャローを選んだ。
他の場所よりもベイトのサイズが大きくて濃かった。
しかし1時間でメインルアーを3個ロスト・・・
だけどロストを恐れてルアーをボトムから離したくなかったので、前回来た時に教えてもらってたスイムベイトでボトムをスローにと言うパターンを試してみる事に。
ピンクグローの4インチのスイムベイト。
ベイトが溜まって居るのが見えてたけどミノーだと狙いにくかった足際の窪みに上手い事着水。
着底して一回リフト、ボトムをコツコツと小突きながらスローにリトリーブをしてたらいきなりリールが巻けなくなった、、、根掛かった??
とりあえずシャクってボトムから離そうとした瞬間ドラグがジィーーーーーーーーーーー!!!
慌てて合わす!!
40mくらい先で確実にアカメだと分るくらいのエラ洗いの音と飛沫が見えた。
サイズは分からない。
けどシーバスの時よりキツめに締めてたドラグがジィーーージィーーー!!!出される。
過去にシーバスロッドでフッキングミスでバラシた記憶が蘇ったのでとにかく必死で追い合わせして誘導する。
残り10mくらいになってボンボンヘッドシェイクされては突っ込まれる。
MHパワーのショアジグロッドが面白い様にバットから曲がる。
シーバスなら80以上は軽くある魚が流れに乗って走るくらいは引かれた。
幸い足場が低い。
ロッドを下げて飛ばれない様に慎重に近付ける。
足元まで来たのでヘッドライトで確認したら60くらいはありそおな感じ。
ヘッドライトに反射した目が赤い!!
反転する魚体は分厚くて団扇みたいな尻尾がボコンボコン水面を叩く!!!
姿を見るまでは興奮しつつも案外冷静だったのに、姿を見たらいつも通りテンヤワンヤww
ウェストバッグに挿してたネットが取れない・・・
やっと取れたネットだったけど、足場が低すぎて掬い難い!
ロッドが10ft弱だから飛ばない様に寝かせてると近くで掬えないからとにかくハラハラランディング・・・
この期に及んで一人で来た事を後悔した。
2度程失敗した後やっとネットイン!!!
一気に力が抜けた。。。
サイズは60無かった。
まだ若魚サイズの56cm。
しかし僕の目の前には何年も夢見た人生初のアカメの分厚い魚体が横たわって居る。
いつまででも見ていたいカッコイイ魚。
小さい頭に極端な背中。
一人で手が震えながら必死で写真を撮った。
いつまでも見ていたいけど早く戻してやらなきゃってアタフタして写した写真は一眼で撮った甲斐も無いような写真ばっかりだった・・・
けど良いのだ!僕は夢の魚と戯れ、夢の魚に触れる事が出来たと言う事実だけで充分だった。
欲を言えばミノーで釣りたかったww
でも僕は初体験に欲を言える程余裕も無かったから。
この1匹をリリースした瞬間僕はタックルを片付けた。
釣れるつもりじゃ無かったのに釣れた。
しかも今まで通ったポイントの中から分らないなりにポイントを選んで釣れた。
しかもたった1日の弾丸釣行で。
それこそこんな幸せな気持ちで帰れるならと思えば欲を出す気持ちにもなれなかった。
急いで帰り仕度をして、300kmを睡魔よりも早いスピードで帰ったwww
と言う定休日の長々とした釣行レポートでした。
長文すいません★
最後に、今回魚が釣れるまで食事しないと言いつつ、ラストの移動の際にタバコを買ったファミマでこれだけは食べてしまってました。
香川遠征で必釣祈願アイスと名高いバナナアイスw
こいつの釣れパワーは神的です!!! (リュウヤ君アイス教えてくれてありがとう☆)