経験
昨日大阪にお客さんのカヤックの受け取りと、スピニングのグリップの製作に行って来ました。
まずはカヤックのお話から。
今回ご紹介するカヤックはハリケーンカヤックスのオープンベイ120
この艇はお客さんが購入されて、他のお客さんの参考になるならとご好意で撮影させて頂いた今年モデルの新型艇でして、最大の特徴はターポンウルトラライトと同じ新素材の超軽量艇だと言うこと!
12ftですが、ウルトラライトよりも若干短いだけなのに2kg軽い18kg。
これは10ftクラスのシットインカヤックと同じくらいの軽さです。
それと、ハッチ類が何も付いていないのでとにかくフラットで開放感のある足回りです!
形も独特で、お尻に向かって緩やかに下がっていて綺麗なシルエットです☆
色の発色もウルトラライトに比べると透明感があって綺麗な感じ!
乗った感じはやはり軽量艇なので漕ぎ出しは素晴らしく早いです!
操作性に関しても旋回のし易さは非常にスムーズで楽チンです!
ウルトラライトに比べて前に向かってのシェイプが細いおかげでパドルが当たったりしないので漕ぎ易いです。
同じハリケーンのフェニックス120同様、平べったい作りなので僕や松本さんの様な体格だと喫水がかなり下がるんじゃ無いかと心配しましたが、思ったよりも浮力が高く、スカッパーを開けていても水が入ってお尻が濡れる事は無かったです!
価格もウルトラライトに比べるとなんやかんやしても3万円くらい安いので、細かいポジショニングが必要なバス釣りには使いやすいカヤックだと思います!
色も多いのでそこもハリケーンの魅力ですね!
唯一気になるところと言えば、持つ時のハンドルが内側に付いているので、若干持ち難いのが残念ですが。
でも、まだほとんど見かけることの無い珍しいカヤックなので、カッコ良さで選ぶならとっても良いカヤックだと思います☆
今回試乗にご協力頂いた@スギハラクン本当にありがとうございました!!
さてさて、今回はスピニングロッドの作業もやって来ましたのでそのお話も!
今回のスピニングロッドはちょっとオールドテイストを交えた雰囲気にしたかったので、カヤックやフローターで使った際にジャマにならないように限界まで短くしたグリップを、ベイトのシングルグリップみたいな形にデザインしました。
リールシートに関しては色々案はあったんですが、幅広い条件での使用を可能にする為にスタンダードなDPSをアクション時に指を添えやすいアップロックでセッティングしています。
そして、バットからバットガイドまでの飾り巻きを含めた雰囲気は60年代風のテイストで!
今回はグリップ部分に関して完全にオリジナルの設計だった為、グリップ製作のスペシャリストのブライトリバーさんに色々教えて頂きながら、ストレートのコルクを削り~研きまでやったんですが、素材的に高級感のあるウッドと比べても手間のかかり具合からしたら本当に大差無いんじゃ無いかってくらいの大変さ!
改めてオリジナルグリップ製作の大変さを体験しました。
軟らかいコルクを削って仕上げるまでには、削り粉まみれになりながら手作業での沢山の工程が必要だし。
ですが、材料の手配から削りの段取り、仕上げまでのアドバイスをして頂いたブライトリバーの松本さん、藤原さんのおかげで、イメージ通りのグリップを削る事が出来ました。
良い経験になって、勉強になりました。ありがとうございました☆
後は工場の方でカラーを塗って組み立てて貰うのみ!
きっとこの竿が完成したら、トップウォーターブランドらしい洒落た雰囲気の竿になると思います!
やっと長い間苦戦した竿のゴールが見えて来て、僕としてはとってもワクワクしています!
ワクワクと言えば、ビーバーMがオーダー集計前ですが、大変に沢山のご注文を頂いております。
こちらも出荷が楽しみです☆
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コメント
画像の限り最近見たスピニングロッドの中でずば抜けてかっこいい…………
スピニングは射程外って思ったけど興味をそそる逸品ですね。
投稿: | 2011年9月11日 (日) 22時42分
ありがとうございます!
確かにスピニングに関しては色々な意見があると思いますが、バスをセコく釣りたいからと言う発想では無く、より楽しみの幅を広げるためにと言うコンセプトです!
ですが、今のスピニングのイメージはあまりにも大人っぽさが少ないので、大人がカッコ良く使えるデザインにしてみました☆
また完成したら見て頂けると嬉しいです!
タマタマ吉野
投稿: タマタマ | 2011年9月12日 (月) 13時19分