この時期に、と言うか僕にはこの時期だからこそパドルを新しいモノにしました。
AT(ADVENTURE TECHNOLOGY)のXCEPTION SL(エクセプションスーパーライト)
フルカーボンでATパドルのツーリングモデルで最軽量770gのモデルでして、お値段も¥69000します。
今までは同社のコロンビアグラスと言うグラスシャフトのタイプで、水をシッカリ掴むシャフトの柔らかいパドルを使って居ました。
そのパドルが1.05kgなので約300gも軽量化されました。
元々、グラスシャフトにした理由がその前に使って居たカーボンシャフトのパドルの漕ぎ心地の硬さから来る手首の負担が元でした。
バスの場合だけだとちょっと移動がほとんどなのでそんなに気にならない範囲でしたが、やはりシーバスの時などは波や風の影響がプラスされる事もあり、パドルの使用時間が格段に増える事。
その上、波の力に負けずに力強くカヤックをコントロール出来る事も考えてシャフト自体が柔らかくて粘りのあるグラスモデルにしていました。
しかし、ATのFISH STIXと言うモデルをブライトの松本さんがずっと使っておられ、何度か使わせて頂いた時の漕ぐと言う感覚よりももっと軽快でソフトな水を撫でるみたいな漕ぎ味で、体感的にも早いと思えるパドルがずっと気になって居たモノの、現行ではオーバーサイズブレードモデルしか無く、しかもこの時期には手に入らないと言う事もあり、どおせ使うならハイエンドモデルならどれほど違うものか?と清水から飛び降りる覚悟で実際飛び降りて見た・・・
持った瞬間から軽いと分かる!
シャフトからブレードまで完全に一体になっている為、見た目もかなりスマートで、しかも今までのパドルに比べたらシャフト・ブレード!って感じに別れていた部分が全く区切りが無い為に美しい!と思えるデザインになっている。
早く走るスポーツカーの様な機能的シルエットの様でもあり、キャシャな女性の背中からヒップの様でもあり。
しかし、パドルは見て楽しむモノじゃ無い! 一番は漕ぎ味だ!
って事で、早々にインプレッション。
形状はFISH STIXと同じですが、素材が若干違うので漕いだ瞬間のシャフトの硬さはすぐに分かりました。
しかし、FISH STIXよりも100g以上軽量な為、パドルを操作する動作全てが軽快になる為に手首どころか上半身全体の負担が軽減されているのが何よりも分かる。
ブレードにフォームコアが入って居る為漕いだ瞬間に水の抵抗がスムーズに推進力に変わり、その余韻が次のストロークを助ける感覚。
緩やかに流れる川での上り下りの使用でしたが、今まで100で漕いでいた力の70で進むくらいの変化です!
極端な話、今まで乗っていたカヤックが変わったんじゃ無いかと!?と思えるくらいの変化です!
まあ僕の場合は体重もあるのでスピードと言う部分では自分の体感でしか無いので、これから色んな機会にお客さんに使って見て頂いて、パドルの変化がどれだけの変化なのか体験して見て頂ける良い材料になるのでは無いかとも思います。
変化を例えならアルミシャフトが36ポンドのエレキならエクセプションは無段階の55ポンド以上の性能は感じれます。
只、実際野池や小規模なポイントでの使用だけなら正直7万のパドルは要らないかも知れません。
絶対に必要か?と真剣に相談されたら要らないかもと正直に答えます。
釣りを軽快にするなら5万代のパドルまでで充分な操作性は得る事が出来ます。
2万以下のパドルと4万以上のパドルでは劇的に違いますから。
でも、買い換える事無く長い目で使い続けるなら7万円の価値は絶対にあるパドルだと言う事は間違い無いと言う正直なインプレッションでした♪
今後の皆さんのパドル選びのご参考になれば良いと思います☆