逃げる寸前のバス

子供の頃に読んだ本に「ブラックバスはヒットするとエラ洗いをして逃げる」と書いてあるのを見てジャンプする魚なんてカッコ良すぎる!!!って興奮した。
近所の川で毎日鮒釣りをしていた僕はいつか大人になったら釣ってみたい憧れの魚として「ブラックバス」への想いをつのらせた。
そんな子供の僕がひょんな事からブラックバスと出会う事になったのはまさかの自転車で行ける野池だった。
大人にならないと行けない所にしか居ないと思っていたブラックバスが居たのだ。
釣ってみたくてそれこそ可能な限り通った。
そして初めてかけたブラックバスは僕の眼の前で本当にジャンプしてルアーを外して逃げられた…
それが悔しさよりも嬉しさで震えた。
本で読んだ通りだ!!!
貰い物のルアー1個しか持ってなかった僕がルアーを集めるようになるのは当然の流れだ。
当時はルアーのパッケージ、カタログ、広告等々色んな物にジャンピングバスのイラストが欠いてあった。
ジャンピングバスの絵がある物がカッコ良く思えて、僕にとってジャンピングバスのイラストは初めてのブラックバスとの思い出と重なって特別な意味を持つ象徴となった。
そんな憧れのジャンピングバスのイラストの中で、特にお世話になったメーカーのジャンピングバスがこんな感じだった。
バス釣りを始めて30年経った今見たらこのジャンピングバスは致命的なミスと言うか、絶対にバレる未来しか見えない位置に、絶対にバレる未来しか見えないかかり方をしてる事に気付いた!
まさにこのジャンピングバスは逃げる寸前の最後のサービスジャンピングなのだ!!!
でもこれもまたゲームでありバス釣りの醍醐味でしかない。
逃げようとするブラックバスの表情がこれだとしたら、負けてもまた出会う日までお互い切磋琢磨しようじゃないかと讃えたくなる!
そんな子供の頃から変わらない憧れと敬意を込めて逃げるジャンピングバスを描いてみた。
何か逃げバスグッズ作ろうかなw
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